今日は懐かしい(おそらく自分だけ?)昔、むかしのお話です。
1980年頃にオープンした大阪の商業施設【なんばCity】(現在も存在してます)の地下2階に【エレクトーンハウス】というヤマハのショールーム的な施設がありました。(今はありません)チケット制レッスンやエレクトーンの販売などをしてたと思います。
この記事を書くにあたって、いろいろ昔の情報などを探ってみたのですが、ほとんど情報も映像も無かったです。残念
【エレクトーンハウス】は自分が初めてエレクトーンのレッスンを受けた場所です。当時は家にエレクトーンも無く、月1回、母親がなんばCity隣の高島屋に買い物に来るついでにレッスンに来てました。
チケットを購入して【指1本で、カンタンに伴奏ができる!】のキャッチフレーズのオートベースコード機能を使い
一生懸命「オブラディ オブラダ」などを練習してました。
当時のエレクトーンのイスは木造で固く、レッスン後には半ズボンの太ももにイスの痕のスジがくっきりついてたのが恥ずかしかったです。
レッスン室の隣では、中学生くらいの娘さんとお父さんが上位機種E型のエレクトーンの商談をしてるようでした。そこで背広姿のセールスマンが「ある愛の詩」をさらっと紹介弾きしたのですが
♪ドミミドド~…♪の右手メロディーに合わせて、左手できちんと和音を付けて弾いたのです。
「このおじさん、エレクトーン弾けそうもないのに、和音も付けて弾いてる!!」と当時はすごく衝撃を受けて、この光景はとてもはっきりと覚えています。
入口付近には、アイボリー(白)の3段鍵盤D-90がデモ演用に展示してありました。
ジっと見つめていたら、インストラクターのお姉さんが「このD-90少し割引して販売できますけど、どうですか?」とセールスしてきたのです。
子供には高額過ぎる価格なので、母親がさらっと断ってましたが、その数か月後には新型D-800が販売されてましたw
この日のエレクトーンハウスは大賑わいでした。その理由は当時のTV番組【おはよう朝日です!】のエレクトーン奏者、伊地知温子さん(あっちゃん)がミニコンサートをされに来られるからでした。当時はエレクトーンハウスの隣に天井吹き抜けの公開舞台のような場所があり、その日は最高機種のEX-1が設置されていました。
上は現在の【なんばCity】フロアマップに当時のエレクトーンハウスと公開舞台の位置を書き足したものです。昔のマップと比較すると【メガネの田中】とラーメンの【古潭】だけは同じ場所にずっと残ってます。すごいですね!
ミニコンサートは始まる前からものすごい人だかりで、地下2階のフロアからは全く見えません。なんとか吹き抜けになってる地下1階に移動して、見下ろすように見学していると、人込みをかき分けてあっちゃんが舞台に登場。
EX-1のトーンレバーや引き出し内のつまみをササっとセットして【おはよう朝日です!】のテーマ曲を、にこやかに演奏し始めました。
それからいくつかの曲を、たどたどしいMCをはさみながらも余裕で演奏していたのを感動して見ていました。
その時のEX-1の銀色ボディや、よく見える足元のフルベース、ソロ鍵盤、引き出しの操作盤などの姿が強烈に印象に残っていて、そのせいかEX-1は自分の中で1番手に入れたいレトロ機種になりました。
いつかこのバカでかい本体と、タンスのようなトーンキャビネットを設置できる浅倉大介さんのようなスタジオ(部屋)が持てればなぁと夢見ていますW(浅倉さんの部屋にEX-1が置いてあるのを、過去に何かで見ました)
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コメント一覧 (2件)
懐かしいですね。
大学卒業近い頃になんばCityエレクトーンハウスでHS-8のデモ演奏見て衝撃を受けました。すぐに大国町のなんばセンターのレッスンオーディションを受けにいきました(笑)
HS型の使い方がわからないので無理をお願いしてC型の機種でテストを受けましたが、今考えるとちょっと恥ずかしかったです(^^)
伸介さん、なんばセンターにはHSの頃のデビューだったんですね🎵
なんばCityのエレクトーンハウス懐かしいでしょ。HSの頃ってまだ、センターにCとかD型がちょっと残ってましたもんね