何人かの生徒さん達がコンテストに応募されましたが、みなさん今年はとてもよく頑張られてクオリティの高いアレンジを完成されてました。
去年の審査会も、応募直前にアレンジを聴かせてもらったのですが、「え、このクオリティで出すの?!…」と思ったくらいアレンジやレジストの完成度がほどほどで、演奏もミスがわかる状態でした。
この審査会は音源提出の完全クローズな環境での審査です。人前で演奏をするオープンなコンクールなどに比べて、どうしても意識が低くなりがちだったのかもしれません。
しかし今年は去年の反省を経て、みなさん見違える程、作品の完成度が上がってました。
クローズ、オープンどちらの審査も人に聴いてもらって審査されるのには変わりありません。音源を提出した先では、「たくさんのいろんな人が聴いている」そんな状態をイメージして、誰に聴かれても恥ずかしくないよう意識をして作品作りをすることと、提出ギリギリまで諦めずに演奏の精度を上げる努力が大切です。
コンテスト用にアレンジや曲を作る上で、自分が大切だなと感じてることがあります。それは「自分が感じた違和感を大切に」ということ。ある程度仕上げた曲を、次の日にあらためて聴き直すと、何か違和感を感じることがあると思います。(テーマのメロディがやっぱり変)(リズムが曲と合ってないかも)など。自分が感じた違和感は、他の人も同じように感じる可能性が高いです。違和感の修正を後回しにして、何度も曲をただ聴き直したり、他の作業を続けてしまうと、感覚が麻痺して、初めに感じた違和感を感じなくなってしまうことがあります。違和感を感じた時点で、すぐにそのポイントを吟味して修正することが、とても大事です。
自分の感覚を大切に、感覚を麻痺させないように気をつけましょう。
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