前回のブログでは、楽譜作成ソフトfinale終了に伴って、Dorico Proへのクロスグレードの紹介をしましたが、今回は実際にDorico Proを使用してみた感想を書いてみます。
↓Dorico Proの画面
使ってみて快適だなと感じた所は‥
- 記譜モードや再生モードなど目的によって画面を切り替えられる所。DAWソフトのようにピアノロール画面が用意されてるのは斬新です。慣れてくると、迷うことなく快適に使用できそうです。
- 記譜済みの楽譜に音符を挿入する時、既に記入されてる休符を削除しなくても音符を挿入できる所。好きな箇所に音符を挿入するだけで、拍子に応じた適切な休符が設定されるのです。ちょっとしたことですが、いちいち入力する音符分の休符を削除してから音符を挿入するというストレスから解放されます!
- iPad対応のアプリがある所。まだ試してないですが、パソコンを使わずデータ作成でき、ファイルはコンピューター版と互換性があるので便利そうです。(finaleもiPad用アプリを出して欲しかった!残念)
それからfinaleのファイルは直接Doricoで開くことができない為、
MusicXMLファイル(拡張子.xml)に変換したものをDoricoで読み込みます。(finaleのソフト内で変換することができます。)
様々な楽譜作成ソフトで開くことができる XMLファイルは違うソフトを持つ人同士で、データをやり取りするのに役立ちます。
元のfinaleの楽譜と、変換してDoricoで読み込んだ楽譜を見比べてみましょう。
finaleで短い曲を1ページ内に2曲配置したものを作成し、それを変換してDoricoに読み込ませてみました。上の画面の様にソフト独自の機能を使った複雑なレイアウトなどは、変換すると形が崩れることがあります。2曲ともつながってしまいました。
大編成のスコアなどは、特殊なレイアウトなどしてなければ、全体の縮尺を整える程度で使用できそうです。しかし、題名など丁寧にレイアウトした文字の配置が崩れるのは残念・・
finaleのデータをPDFにして残す方法や、紙に印刷する方法も考えられますが、もしものことを考えてXML変換したファイルを少しづつバックアップしていこうと思います。
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