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月刊エレクトーンのリズム譜〜謎の32分音符シンバル〜

この題名だけでピンときた方は、相当のエレクトーンマニアリズム打ち込みベテランさんでしょうw
この楽譜↓は月エレ(月刊エレクトーン)に載ってるリズム譜を模して作成しました。月エレに載ってる曲は、表示されてるレジストやリズム譜を見て自分で作成することができます。

リズムの順番はフィルインの直後にメインAのリズムが来ます。
よく見るとフィルインの4拍目最後に32分音符のクラッシュシンバルがあります。しかしこれをその通りに打ち込んでしまうと、ちょっと違和感のあるフィルインになります。
このリズムパターンではクラッシュシンバルはフィルインの4拍目最後ではなく、次のメインAの1拍目に入るのが、自然な流れだと思います。ですがフィルイン内にクラッシュシンバルを入れろと書いてあるので、4拍目の最後ギリギリの所に打ち込むことにします。
シンバルを実際打ち込む時はクオンタイズをフリーにして4拍目の479の位置にシンバルを入力します。1拍目の000の位置からクオンタイズの左向き←矢印ボタンを1回押すと、1つだけ巻き戻って4拍目の479の位置に移動できます。

クオンタイズをフリーにする

クオンタイズをフリーにすると4分音符1つが480に細かく分けられるので、4拍目の479の位置というのは限りなく次の小節の1拍目に近い位置になります。
人の耳には、ほぼ次の小節の1拍目にシンバルが鳴ってるように聞こえます。

せいと

なぜ月エレではシンバルが4拍目の最後に32分音符で書かれているの?

AkirA

これは4拍目の479/480の位置を表す音符は無いので、とりあえず32分音符にしてるということでしょう。

せいと

じゃ、フィルイン内にシンバルを打ち込まず、次のメインAの1拍目に打ち込めば?

AkirA

それでも良い思うけど、2小節ごとに1拍目にシンバルが鳴ってしまうので、シンバルを消したユーザーを別に作る必要が出てくるね。

AkirA

あと、昔のエレクトーンはリズムのユーザー数が少なく、ユーザー節約の為の裏ワザ的な打ち込み方法だったんだけど、その節約法が今に引き継がれてるね。

エレクトーンEL-900時代に、自分は月間エレクトーンの曲のアレンジャーをしていました。
当時は、新曲が自宅にカセットテープで郵送されて来て、アレンジした楽譜はファックスで、というアナログなやり取りでしたが、レジストデータだけはセキュリティーのしっかりしたメールに添付して送信してました。
まだHSシリーズのレジストも販売されてた時期でしたので、ELシリーズは家で、HSシリーズはセンターにこもってデータ作成し、ファックスでの校正のやり取りもあり、毎月とにかく締め切りを意識しながらスケジュール管理してたのを覚えています。
なかなか大変でしたが、生徒さんなどから「今回のレジスト、音がキレイで良かったです!」などの言葉がすごく励みになっていました。

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この記事を書いた人

エレクトーンの訪問レッスンとオンラインレッスン、音楽教室で個人とアンサンブルのレッスンをしてます
ブログで新、旧エレクトーンの情報を発信しています
レトロなエレクトーンの演奏動画をYouTube"アキラミュージックチャンネル”で配信してます↓

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